e-GOLF STUDIOでは、Trackman4の「ショット分析」を使って、1球ごとの飛距離・方向性・スイング動画を確認できます。
前回の記事では、ショット分析で記録されたスイング動画を保存する方法をご紹介しました。
今回は、その次のステップとして、保存したスイング動画をどのように活用するかをご紹介します。
スイング動画は、保存して終わりではなく、あとから見返すことで、
- 前回との違いを確認する
- 自分のクセに気づく
- 次回の練習テーマを決める
- Trackmanの数値と合わせて振り返る
といった使い方ができます。
AIには「動画そのもの」より「スクリーンショット+数値」がおすすめ
ChatGPTなどのAIに相談する場合、スイング動画そのものを送るよりも、動画の中から数枚のスクリーンショットを用意して送る方が確認しやすくなります。
動画のままだと、どの瞬間を見ればよいか分かりにくく、細かい動きの判断も難しくなります。
一方で、スイングの重要な場面を静止画にしておくと、構え・トップ・インパクト前後・フィニッシュなどを見比べやすくなります。
また、Trackmanの数値が分かる画面も一緒に送ると、見た目だけでなく、実際の球筋や飛距離の傾向も整理しやすくなります。

用意するもの
- スイング動画から切り出したスクリーンショット
- Trackmanの数値が分かる画面
- 使用クラブと悩みのメモ
難しく考えすぎる必要はありません。
最初は、スマホで画面を撮影するだけでも大丈夫です。
手順1:動画からスクリーンショットを5枚ほど作る
保存した動画をスマホやパソコンで開きます。
動画を再生しながら、次の5つの場面で一時停止し、スクリーンショットを撮ります。
AIに相談する前に、次の3つを用意します。
1. アドレス
ボールを打つ前の構えです。
姿勢、体の向き、ボール位置、手元の位置などを確認しやすい場面です。

2. バックスイング途中
クラブを上げている途中の場面です。
体の回転、クラブの上がり方、バランスなどを確認しやすくなります。
3. トップ
バックスイングの一番上の位置です。
クラブの位置、体の向き、軸の傾きなどを確認しやすい場面です。
4. インパクト前後
ボールを打つ直前、または打った直後の場面です。
手元の位置、体の開き、クラブの通り道などを確認する参考になります。

5. フィニッシュ
打ち終わった後の姿勢です。
体のバランス、振り切れているか、最後まで安定して立てているかを確認しやすくなります。

スクリーンショットを撮るときのポイント
スクリーンショットは、できるだけ全身とクラブが見えるものを選びましょう。
画像が暗い、ぼやけている、身体やクラブが切れている場合は、AIも確認しづらくなります。
正面と後方の両方の動画がある場合は、両方からスクリーンショットを作ると、より比較しやすくなります。
ただし、最初から完璧に用意する必要はありません。
まずは、
- アドレス
- トップ
- インパクト前後
- フィニッシュ
の4〜5枚があれば十分です。
手順2:Trackmanの数値画面を撮影する

次に、Trackmanのショットデータが分かる画面を撮影します。
スマホで店内モニターを撮影しても構いません。
スイング画像だけでは、実際にボールがどのように飛んだかまでは分かりません。
Trackmanの数値を一緒に確認することで、
- どれくらい飛んだか
- 左右どちらにズレやすいか
- 打ち出し方向がそろっているか
- クラブの軌道やフェースの向きに傾向があるか
を整理しやすくなります。
撮影しておくとよいTrackmanの数値
すべての数値を完璧にそろえる必要はありません。
まずは、以下のような数値が分かる画面を撮影しておくと便利です。
- キャリー
- トータル
- 左右のズレ
- 打ち出し方向
- クラブパス
- フェース角
- フェース・トゥ・パス
- アタックアングル
- スピン量
- ボールスピード
- クラブスピード
最初は、キャリー、左右のズレ、打ち出し方向、クラブパス、フェース角が分かるだけでも、かなり参考になります。
できれば、1球だけではなく、同じクラブで5〜10球分の傾向が分かると、より整理しやすくなります。
手順3:使用クラブと悩みをメモする
AIに相談するときは、画像だけでなく、簡単なメモも一緒に送ると分かりやすくなります。
たとえば、次のような情報です。
- 使用クラブ:7番アイアン、ドライバー、ウェッジなど
- 悩み:右に出る、スライスが多い、飛距離が安定しない、ダフリが出るなど
- 知りたいこと:次回の練習で何を確認すればよいか
この情報があると、AIも回答しやすくなります。
手順4:ChatGPTなどのAIに画像と文章を送る
ChatGPTを開き、用意した画像をアップロードします。
送る画像は、以下の組み合わせがおすすめです。
- スイングのスクリーンショット4〜5枚
- Trackmanの数値画面1〜2枚
- 良かったショットと悪かったショットがあれば、その比較画像
- 使用クラブと悩みの文章
画像を送ったら、次のような文章を入力します。
AIに送るプロンプト例
以下の文章をコピーして、必要な部分を書き換えて使ってください。
7番アイアンの例
以下のスイング画像とTrackmanの数値を見て、傾向を整理してください。
使用クラブ:7番アイアン
悩み:右に出ることが多い/飛距離が安定しない
見てほしいこと:
・アドレスやトップで気になる点
・Trackman数値から見える傾向
・良いショットと悪いショットの違い
・次回の練習で確認するポイント
断定ではなく、参考意見として教えてください。
ドライバーの例
以下のスイング画像とTrackmanの数値を見て、傾向を整理してください。
使用クラブ:ドライバー
悩み:スライスが多い/右に曲がる/飛距離が伸びない
見てほしいこと:
・アドレスやトップで気になる点
・インパクト前後で気になる点
・Trackman数値から見える傾向
・次回の練習で確認するポイント
断定ではなく、参考意見として教えてください。
前回と今回を比較したい場合
前回と今回のスイング画像とTrackman数値を比較してください。
使用クラブ:7番アイアン
目的:前回より良くなった点、まだ安定していない点を知りたいです。
見てほしいこと:
・構えやトップの違い
・インパクト前後の違い
・キャリーや左右のズレの変化
・次回も続けた方がよい点
・次回の練習テーマ
AIの回答は参考情報として使いたいので、断定しすぎずに整理してください。
AIに聞くときのコツ
AIに相談するときは、ただ「分析してください」とだけ入力するよりも、目的を具体的に書くと回答が分かりやすくなります。
たとえば、以下のような聞き方がおすすめです。
飛距離を安定させたい場合
7番アイアンのキャリーを安定させたいです。
Trackmanの数値とスイング画像から、ばらつきの原因になりそうな点を整理してください。
次回の練習では何を確認すればよいですか?
ドライバーの方向性を見たい場合
ドライバーが右に出ることが多いです。
Trackmanの打ち出し方向、クラブパス、フェース角を見て、どのような傾向がありそうか整理してください。
次回の練習で確認するポイントも教えてください。
良いショットと悪いショットを比べたい場合
良かったショットと悪かったショットの画像・数値を送ります。
違いがありそうな点を整理してください。
次回の練習で再現したいポイントも教えてください。
練習メニューを作りたい場合
このTrackmanデータとスイング画像をもとに、次回50分でできる練習メニューを作ってください。
難しすぎない内容で、確認するポイントを3つに絞ってください。
AIで分かりやすいこと・分かりにくいこと
AIは、スイング画像やTrackmanの数値から、傾向を整理する補助として使えます。
たとえば、
- 構えのバランス
- トップの位置
- フィニッシュの安定感
- 打ち出し方向の傾向
- 左右のズレ
- キャリーのばらつき
- 次回の練習テーマ
などは、整理しやすい内容です。
一方で、AIの回答はプロのレッスンと同じではありません。
動画の角度、カメラ位置、画質、クラブ、体格、柔軟性、体の状態などによって、見え方が変わることがあります。
そのため、
- 原因を一つに断定する
- 身体に負担のかかる動きをすすめる
- ケガや痛みに関する判断をする
- レッスンプロの指導の代わりにする
といった使い方はおすすめしません。
AIの回答は、あくまで次回の練習テーマを整理するための参考情報として活用してください。
まずは「次回確認するポイント」を3つに絞る
AIに相談した後は、回答を全部やろうとしないことも大切です。
ゴルフのスイングは、一度に多くのことを直そうとすると、かえって分かりにくくなることがあります。
次回の練習では、AIの回答から 確認するポイントを3つ程度に絞るのがおすすめです。
たとえば、
- 7番アイアンのキャリーをそろえる
- ドライバーの打ち出し方向を見る
- フィニッシュでバランスを崩していないか確認する
このように、次回の練習テーマを具体的にしておくと、Trackmanをより活用しやすくなります。
まとめ
保存したスイング動画は、ただ見返すだけでなく、Trackmanの数値と合わせることで、次回の練習テーマを整理しやすくなります。
AIに相談する場合は、
- スイング動画から4〜5枚ほどスクリーンショットを用意する
- Trackmanの数値画面を撮影する
- 使用クラブと悩みを書く
- 「断定ではなく参考意見として」と添えてAIに送る
- 回答から次回の練習ポイントを3つに絞る
という流れがおすすめです。
AIの回答はあくまで参考情報ですが、Trackmanのデータと組み合わせることで、練習後の振り返りや次回のテーマ作りに役立ちます。
2回目・3回目以降のご利用では、ぜひショット分析・スイング動画・Trackmanデータを活用してみてください。
自分のスイング、数値で見たことありますか?
TrackManで飛距離・弾道・ミート率などを実際に測定できます。
初めての方も、普段の練習の見直しにもご活用ください。
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